Akiko Nakayama|Oct 26, 2020|サブスク・メディアビジネス解説

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こんにちは、株式会社キメラと申します。私たちはパブリッシャー(出版社・新聞社・放送局)に対し、メディアビジネスをグロースするための課題解決やデジタル化をご支援しているスタートアップです。

今回は、パブリッシャーがデジタルメディアのサブスクリプション事業を立ち上げる時にぶつかるの壁のひとつ、「事業計画」について前後編に分けて解説します。前編では、エクセルとにらめっこしながら売上目標やKPIを立てる前に知っておきたい、事業の方向性づくりに必要な要素を紹介します。

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サブスクリプションの事業設計は「登山」と同じ。見切り発車は遭難まっしぐら

デジタルメディアのサブスクリプションを成功させるためには、地道に施策と改善を繰り返す、まるで山道を登るような事業運営が欠かせません。

サブスクリプションは、少額の購読料を積み上げて長期的に大きな収益を生み出すビジネスモデルです。事業設計が不十分な状態で導入しても、単なる「値上げ」とみなされて読者離れを加速してしまったり、メディアのブランドを損なったりするリスクがあるのです。

会社としても、有料購読に見合うコンテンツやシステム導入に腰を据えて取り組まねばなりません。長期的な投資が必要だからこそ、事業の方向性をしっかりと定めることが必要です。

新たな事業の立ち上げには不確実がつきものですが、見切り発車の施策やツール導入は「遭難」コースなのです。ここからは、サブスクリプションの「登山計画」づくりの3要素について説明します。

登る山:事業目標と提供価値を明らかにする

何よりも先に定めるべきは**「登る山」**です。実際の登山でも、目的地が決まらないことには出発できません。サブスクリプション事業においては、事業目標とデジタルの提供価値に相当します。

事業目標とは、「いつまでに、いくらの売上がほしいか」を定量的な数字で定義することです。どのくらいの売上規模を目指す(あるいは、事業存続のために必要か)によって、事業の妥当性・スケジュール・人員・想定コストなどを試算し、無茶な事業計画を未然に防ぐことができます。